73歳男性。3年前に生じたステロイド無効の右腋窩の紫紅色斑
臨床でよく出会う症例を基に、診断・治療の要点をクイズ形式で考え、学んでいきましょう。今回取り上げるのは、『日経メディカル』2020年3月号に掲載された皮膚のクイズです。 患者は73歳男性。約3年前から自覚していた右腋窩の紫紅色斑に対し、前医でステロイド薬を処方され、2カ月間外用。しかし、効果が得られなかったため、当院を紹介受診しました。 受診時、右腋窩に掻痒を伴わない28×20mm大の境界明瞭な紫紅色斑を認め、一部に鱗屑を伴っていました。左腋窩に皮疹はなく、両腋窩に腫大リンパ節を触知しません。採取した鱗屑は、KOH法による鏡検で真菌陰性。家族歴、既往歴に特記事項はありません。
日経メディカル
2026年10月15日 15:00