「どうせ先生は、私のことなんか忘れちゃうでしょ」…あの注射薬が消える日に
皆さん、こんにちは。 吐き気止めの注射薬が1つ、静かに姿を消しつつあります。プロクロルペラジン(商品名ノバミン)の筋注製剤です。原薬の確保が難しくなったことから販売中止となり、私の勤務する病院でも、もうほとんど処方できなくなりました。同じような状況の施設が、多いのではないでしょうか。錠剤は引き続き使えますが、同じ成分の注射薬は他にありません。 病棟で吐き気止めの指示を出したことのある方なら、一度はこの薬にお世話になったのではないでしょうか。私もその一人です。この知らせを聞いたとき、寂しい気持ちになりました。 研修医になって3カ月がたった頃、私は血液・腫瘍内科の病棟で研修し
日経メディカル
2026年10月12日 15:00