水疱を伴う掌蹠膿疱症患者
前回の症例1に引き続き、掌蹠膿疱症によく見られる証と漢方処方について、症例とともに解説します。 1年ほど前から、手掌や手指に小さな水疱や膿疱が生じています。手掌は赤く、特に指先は赤黒い色をしています。痒みが強く、つい掻いてしまいます。舌は紅く、黄色い舌苔がべっとりと付着しています。 この患者さんの証は、「湿熱(しつねつ)」です。湿熱は、湿っぽい症状を引き起こす病邪である湿邪と、火や熱により生じる自然現象に似た症状を引き起こす病邪である熱邪が結合したものです。湿邪の影響で水疱が生じ、熱邪の影響で膿疱が生じているのでしょう。 この体質の場合は、漢方薬で湿熱を除去することにより、掌蹠膿疱症を
日経メディカル
2026年09月27日 15:00