さよならウォーターベッド
当院の外来の片隅に、ウォーターベッドが置いてある。 昔、整形外科の外来があったころに導入されたものだ、と勤続四十年以上の看護師が言っていた。整形外科がなくなって久しくなるが、それからも毎日働き続けていた。緊張性頭痛、肩こり、腰痛などを訴える患者さんに「ウォーターベッドやっていきますか?」と提案すると、医学的なエビデンスはさておき「おかげさまで体が軽くなった」と満足感たっぷりに帰っていくことが多かった。 ハナダさん、サクライさん、カノウさんは毎日三人いっしょに町民用町内巡回バスで病院へ来て、順番にウォーターベッドに寝転んでいた。外来の看護師は彼女たちを「三人娘」と呼ぶ。月から金、バスの
日経メディカル
2026年09月15日 15:00