診療拒否は可能か ―厚労省通知を踏まえた対応困難事例の考え方―
これまで、ペイシェントハラスメント(以下、ペイハラ)対応の原則と、組織としての対応フローについて解説してきました。しかし実際の現場では、「どこまで対応を続けるべきか」「どの時点で診療継続は困難と判断できるのか」が曖昧なまま、対応が長期化してしまうことがあるのが現状です。 そこで今回は、まず典型的な対応困難事例を提示します。その上で、厚生労働省が2019年12月25日に発出した通知「応招義務をはじめとした診察治療の求めに対する適切な対応の在り方等について」1)を踏まえ、こうした患者に対して診療継続困難、いわゆる診療拒否が可能なのかを考えます。
日経メディカル
2026年10月13日 15:00