プロドラッグの「半券」、重篤な副作用の引き金にも
重大かつ不可逆な転帰に至った報告もある──。 2026年6月にピボキシル基を有する抗菌薬について、こんな衝撃的な記述を伴う注意喚起が、医薬品医療機器総合機構(PMDA)から出されました。小児で低カルニチン血症に伴う重篤な低血糖が生じ、後遺症に至った症例や死亡例が報告されているという内容です(PMDA:「ピボキシル基を有する抗菌薬投与による小児等の重篤な低カルニチン血症、重篤な低血糖について(続報)」)。 薬の名前にある「ピボキシル」。この部分にはどんな役割があり、体内でどうなるのでしょうか。 例えば、セフカペンピボキシル塩酸塩水和物は、吸収される過程で腸管壁のエステラーゼによって加水分解さ
日経メディカル
2026年09月29日 15:00