医師だけに認められた仕事を、AIに任せられるのか? 過去2回の記事では、診断、そして患者データにおけるAIの関係を見てきました。今回は処方です。処方権を医師に限定する点では、日本も米国も欧州も一致しています。ところが2026年、米ユタ州が慢性疾患のリフィルに限ってAIによる処方を例外的に認め、州の医事委員会と正面から衝突しました。今回は、この一件を手がかりに、医師の業務独占とAIの関係性を考えてみたいと思います。 2026年1月6日、米ユタ州の商務省が1つの発表を行いました。AIヘルスプラットフォームのDoctronic社と提携し、AIが処方箋を発行することを認める、米国初の州承認プログラムを開始するというものです(注1)。 初期の対象は限定 日経メディカル 2026年11月04日 15:00