組織型も局在部位も多種多様な肉腫──多臓器に隣接する肉腫手術の「標準化」は可能か?
肉腫は、希少がんであることに加え、発生部位・組織型が多岐にわたり、主な第一選択である手術治療の標準化が難しい。特に、後腹膜に発生した軟部腫瘍を総称する後腹膜肉腫は、巨大な腫瘍として発見され画像検査で多臓器への隣接・浸潤が疑われるケースが少なくなく、切除縁の設定やどこまで多臓器合併切除を行うべきかなどの判断は症例ごとに大きく異なる。とはいえ、治療成績の底上げには何らかの形での標準化が望ましいと考えられており、欧米では臓器浸潤の組織学的評価に関するポジションペーパーが発表されるなど、標準化を模索する動きが始まっている。
日経メディカル
2026年10月15日 15:00