交通事故の圧迫骨折で因果関係を証明するコツは?
圧迫骨折は、高齢患者さんに見られる代表的な傷病でしょう。高齢者が腰痛を訴えて来院してきたら、まず挙げられる鑑別診断です。そして、高齢者が「交通事故に遭ってから腰が痛い」と受診するケースは珍しくありません。レントゲン(単純X線)を撮ると、腰椎や胸椎に圧迫骨折が……。われわれ医師としては、「交通事故による圧迫骨折」と診断し、治療を開始するのが一般的な流れでしょう。しかし、交通事故診療となれば、保険会社から「事故に遭う前から存在した古い骨折(陳旧性骨折)ではないか」「私病の骨粗鬆症が原因ではないか」などと、事故との因果関係を真っ向から否定されるケースが後を絶ちません。
日経メディカル
2026年10月06日 15:00