『SILENT HILL: Townfall』レビュー シリーズの新境地、過酷なステルスと難解な謎解きがプレイヤーを「途方に暮れさせる」傑作
霧に沈んだスコットランドの孤島を舞台に、先の読めないストーリーが展開する 灰色の海を漂い、スコットランドの冷たい孤島セントアメリアに漂着した男、サイモン。「助けてほしい」「状況を正してほしい」と懇願する謎の声だけを頼りに、彼は深い霧と静寂に閉ざされた小さな町に踏み入れていく。サイモンは何者なのか? 声の主は誰なのか? そして町では何が起きているのか? 『SILENT HILL: Townfall』は、このような不穏かつ不可解ともいえる描写で幕を開ける。 画面に広がるのは、シリーズ本編としては異例の一人称視点の世界である。そして霧の中を進むにつれ、徐々に明らかになっていくのは、近年の『SILENT HILL 2』と『SILENT HILL f』とは異なるゲームデザインへと舵を切っていることだ。本作の主人公は非力であるがゆえに、クリーチャーに対しては徹底したステルスを余技なくされる。 筆者はゲーム起動時のデフォルト設定(戦闘の難易度は「ノーマル」、謎解きは「ヒントあり」)でプレイしたが、それでも本作のステルスは厳しく、謎解きも非常に難しい。筆者は、序盤こそ、このストイックさの真価がわ...
IGN Japan
2026年09月21日 07:05