リアルワールドで双極症治療薬の効果を検証、きっかけはGL作成時のエビデンス不足
「双極症の診療ガイドライン作成時にはエビデンスが不足しており、現場で効果が実感されている薬剤についても推奨することが難しかった」──。2026年4月に発表された論文(Okumura Y. et al, 2026)は、こうした課題を出発点にして、国内の実臨床データから双極症治療薬の有効性を検証したものだ。順天堂大学大学院医学研究科精神・行動科学主任教授の加藤忠史氏に、本研究内容や双極症診療に与える影響について話を聞いた。(文中敬称略)──本研究が双極症診療に与える影響について教えてください。加藤 今回、国内のレセプトデータベース(NDB)を用い、炭酸リチウムやバルプロ酸を初めとする双極症に有効とされ、実臨床で広く用いられて
日経メディカル
2026年09月16日 15:00