「検査は正常な、繰り返す腹痛」による不登校の連鎖を断つ こんにちは。米アイオワ大学Stead Family Children's Hospitalの吉年俊文です。この短期集中連載では、日本・カナダ・米国で小児消化器の診療・研究に従事してきた経験を基に、小児の機能性消化管疾患(正式名称はDGBI)の「今」について解説します。2026年に発表されたRome V基準によって診断基準と臨床的枠組みが更新されたこの領域の知識を、ぜひアップデートしてください。 各種検査は正常なのに、朝になるとおなかが痛くて学校に行けない。その子どもを、あなたはどう診ますか。 小児外来で遭遇頻度が高く、そして最も“もやもや”が残る主訴の一つが「検査は正常な、繰り返す腹痛」です。世界の疫学調査では、子どもの腹痛関連の機 日経メディカル 2026年09月16日 15:00