「AIが正しい」と思った瞬間が一番危ない
発熱が続く3歳の子どもが外来に来ました。全身状態は保たれ、咽頭は軽く赤く、少し不機嫌。よくあるウイルス感染に見えました。カルテを書きながら、頭の整理のために生成AIに壁打ちしたところ、生成AIは年齢と症状から考えられる一般的なウイルス感染症を、教科書通りによどみなく並べました。結論も私の見立てと一致しており、「経過観察でよい」と書きかけたところで、何か引っかかる気がして指が止まりました。 うまく言葉にできないのですが、患児の不機嫌の質がよく診るウイルス感染とわずかに違う気がするのです。もう一度、丁寧に診察し直すと、最初に見落としていた所見があり、結果として、単なる風邪ではありませんでした。後
日経メディカル
2026年09月07日 15:00