『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』レビュー シリーズ史上最高の空戦と、屈指のミッションデザイン
シリーズ史上最高の空戦と、屈指のミッションデザインが彩る傑作 「戦争を舞台にした反戦芸術作品を作ることは不可能だ」という説がある。何をどうしようと、作品そのものが必然的に戦争を肯定するものになってしまう(あるいは、そう解釈される)というのだ。この主張には共感できる部分がある。『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』が、英雄的なエースパイロットであることがいかに素晴らしいかを描いた戦争の物語だからだ。しかし同時に、本作は臆することなく反戦の立場を取り、プロパガンダの役割、象徴の力、ナショナリズムやグローバリズムといった複雑なテーマを扱っている。その射程はさらに、企業が世界情勢に影響を及ぼし、それを操作すること、ソーシャルメディア、真偽の定かでないニュースの台頭、戦争の代償と惨禍、そして国境のない世界がどのような姿になり得るかにまで及ぶ。その物語は驚くほど現代社会に響くことがたびたびあるが、本作をプレイした時間を思い返すと、私の思いはひとつの考えへと立ち返る。それは、「シーヴの翼」が直接明言することはないものの、心の奥底で深く抱いている信念――この世界と登場人物た...
IGN Japan
2026年10月14日 07:17