国立国際医療センターの死亡訴訟、「空気抜き」巡り執刀医を尋問
国立国際医療センター(東京都新宿区、事件当時の名称は国立国際医療研究センター病院)で心臓外科手術を受けた70歳代男性が術後に死亡したのは医療事故が原因だったとして、遺族が同院の運営法人と執刀医に損害賠償を求めている訴訟で、2026年8月20日、東京地方裁判所で口頭弁論が開かれた。執刀医本人への尋問では、手術中に心筋保護液を投与した際の「空気抜き」が焦点となった。 事の発端は2020年12月。同院の心臓血管外科で、僧帽弁閉鎖不全症の70歳代男性に対し、右小開胸による低侵襲心臓手術(MICS)が行われた。当初は僧帽弁形成術を予定していたが、手術中に僧帽弁置換術へ変更。大動脈遮断時間は4時間51分に及んだ。遮断解除後
日経メディカル
2026年09月02日 15:00